Webフォントを使うといえばGoogle Fontsを使って利用している人が多いかもしれません。 そのほか、アドビ社のTypekitやWebフォント TypeSquare タイプスクウェアなど結構Webフォントも多く使えるようになってきました。
ただ指定フォントを使って表示させたいという要望もあります。その場合にWebフォントを表示させる方法をご紹介します。
ただし、いまあるお手持ちのフォントをwebフォントとして使用出来るわけではありませんのでご指定のフォントのライセンスをご確認下さい。今回の作業はMacでの流れをご紹介します。Windowsでも流れは同じですのでわかると思います。
一般的にはWoff (Web Open Font Format)が主流ですね、圧縮アルゴリズム違いのWoff2も徐々に使われていますね。現在だと指定はフォーマットはwoff、woff2、ttfだけで良いかもしれません。 eotはもう外しても良いかもしれません、古いIE 8以下用の指定なものですから。
まず使いたいフォントをダウンロードしておきましょう。今回はテスト用ですが自家製フォント工房さまのRounded M+を使って試していきたいと思います。
一番下にダウンロードするところがありますのでzip 形式でダウンロードのところのRounded M+ (標準) : rounded-mplus-20150529.zip (63.5 MB)をダウンロードして使います。フォントに関わるライセンスについてはこちらに記載されていますのでご確認下さい。
さて、ダウンロードしたら解凍してフォントの中身を確認します。rounded-mplus-1m-medium.ttfを使います。
あとはサブセット化(普段使う文字だけを抜き出す作業)するのでサブセット化ソフトのダウンロードをしておきましょう。そのソフトってこれしか知らないので以下二つをダウンロードしておきましょう。
インストールしたらサブセットフォントメーカーを立ち上げます。サブセット化しない場合はWOFFコンバータを使って変換するだけですが、難しい漢字とか旧文字とか使わない場合は使い文字を指定した方が容量が少なくて良いです。
「作成元フォントファイル」は先ほどダウンロードしたフォントを指定します。参照からrounded-mplus-1m-medium.ttfを選びます。インストール済みのフォントからも指定できます。
「作成後のフォントファイル」には変換後のフォルダ指定とファイル名を決めます。今回はwebfontとしました。webfont.ttfとして出力されます。
フォントに格納する文字は一般的に使われる文字列の(第一水準漢字+記号+ローマ字+カタカナ+ひらがな)ぐらいで良いかと思います。ダウンロードリンクからダウンロードしたテキストをコピーペーストして下さい。
「作成後、WOFFコンバーターを起動する」にチェックを入れて、作成開始ボタンを押します。
WOFFコンバータが立ち上がります。ここではサブセットされたフォントをwoff形式に変換します。
設定する箇所は変換前ファイルは自動的にwebfont.ttfの場所が記載されているはずです。あとは変換先とファイル名を指定します。こちらも同じくwebfontとしました。
チェックボックスでEOTファイルを作成するというところは古いIE対象ならチェックを入れますが、ここはもういらないでしょう。
後は変換開始をクリックすると正常に変換しました。と表示されたら完了です。
webfont.woffとwebfont.woff2が出来ているはずです。確認してみて下さい。
あとはフォントはfontsフォルダなどに入れてアップしてcssに以下の指定をすれば出来上がりです。指定フォントで表示されているはずです。
参考になれば幸いです。
∞Tadashi Suyama∞
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ウェブエンジニアの須山のブログです。
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