今回はみんな大好きワードプレスの移設についてです。
貴方はどうしていますでしょうか?ワードプレスのサーバー移動は思った以上に大変なんですね。同じドメインの場合ならまだしも仮サーバーと本サーバーでドメインが違う場合は結構大変です。
一般的にはワードプレス標準のインポート・エクスポート機能を使うというものなんですが、これだとプラグインやその他設定項目などやアイキャッチやカテゴリーなどもっていかれない場合もあるので単純な構成以外は使えないですね。
追記
移管の様子を動画にしましたのでよりわかりやすいかと思います。youtubeにアップしました。ページ最後にあります。
よくあるパターンはFTPでそのままアップロードしてDBだけはURLを変更してインストールするパターンです。
このDATABASE SEARCH AND REPLACE SCRIPT IN PHPというツールを使ってました。でも結構怖いんですよね、データベースを直接変更しちゃうので失敗したらどうしようと思ってしまうんですよね。何度かこれで入れていました。
使い方の記事書きました。Really Simple SSLの解除方法ですがデータベースの書き換え方法として載せてあります。 ⇒データベースを書き換える
データベースの中身を変えてワードプレスファイルをアップロードする方法も記載しました。
ワードプレスデータベースの引っ越しツールにおすすめのプラグインWP Migrate DB
最近は以下のパターンで移設していました。
ワードプレスのプラグインかの有名なDuplicatorを使って入れることです。
ただ結構トラブルもあるんです。容量が多かったりするとダメだし、移設先にインストール際に.htaccessの中身を消してしまうようです。サーバーによってはPHPのバージョンがここに書かれたりしているのでそれで真っ白になると言うこともしばしばありました。なんだか移設するのにコツがいるような感じです。だいたいわかってきたのでほとんどこればかり使っています。
その少し前まではこのBackWPupを使ってバックアップと復元ツールもあったので便利だったのですが復元ツールがなくなったのでDuplicatorのツールを使って移設しています。
バックアップだけならこのBackUpWordPressプラグインがオススメです。とても簡単なのでほぼ入れておくだけで自動バックアップが出来ます。
前置きが長くなりましたがここからが本題です。引っ越しツール最強のAll-in-One WP Migrationをご紹介します。
ワードプレスのプラグイン新規追加から検索でAll-in-One WP Migrationを検索すると
上記のように出てきます。インストールボタンを押してインストールします。インストールできたら有効にします。左側のメニューに追加されていますのでExportをクリックします。
上記がExport画面ですが上から説明します。
EXPORT SITEの下に Find <text> Replace with <another-text> in the databaseと書かれていますが移設先に対してデータ名の変更や特定のパスの変更などに使います。ドメイン名は自動で変更するのでここは何もしないままでOKです。
次にAdvanced options(click to expand)の項目は容量が多い場合にのみ使います。無料プランは512MBまでしか保存できませんのでそれ以上の場合は有料プランのUnlimited Extensionを購入するかここのチェックでダウンロードする量を制限する必要があります。
バージョンアップして512MBではなくサーバー依存のファイルサイズになりました。サーバーによりますがおそらく10MBとか20MBぐらいになっているかと思われます。
上記からBasicをダウンロードしてプラグインを追加することによって512MBまで戻ります。よく使う場合なら有料プランにしてしまった方が楽という気がします。Unlimited Extensionは$69なので7800円ですがずっと使えますし無制限なのでよく使うならこの方が楽かもしれません。
容量が多い場合はだいたいメディアライブラリの画像だったりPDFだったりしますのでDo not export media library (files)にチェックを入れるとだいぶ容量が減るはずです、あとからFTPなどでいれるというのも手です。普通は何もしなくてOK!
最後にここの項目だけクリックします。EXPORT TOをクリックすると下に選択メニューが出てきます。
FILE以外はすべて有料プランでの提供となります。必要な場合は製品紹介 - WordPress マイグレーションとデプロイメント - ServMask Inc. - から購入できます。マルチサイトで使う場合も有料プランに含まれます。それぞれにエクステンションとして料金が発生するようです。
今回は無料プランで行いますのでFILEをクリックしてダウンロードします。 基本これだけです。
ダウンロードするとファイル数とパーセントが出てきます。
完了しました。緑色のDOWNLOADボタンをクリックするとダウンロードが始まります。しばらくお待ちください。終わったらCLOSEをクリックします。
example.com-20160416-055612-593.wpressというデータがダウンロードできたと思います。
これでデータの準備完了しました。あとは移設先にこのデータをインポートするだけです。なんと簡単!
後は移管先にワードプレスを新規にインストールします。ユーザーIDとパスワードは入れるときだけです。インポートされればインポート先のユーザIDとパスワードが適用されます。そしてAll-in-One WP Migrationプラグインもインストールします。インストールが出来たら今度はIMPORTをクリックします。
Drag & Drop to uploadにドラッグしてアップロードするかIMPORT FROMからFILEをクリックしてファイルを選択してアップロードします。
アップロードされています。
このインポート処理は、データベース、メディア、プラグイン、及びテーマファイルが上書きされます。次のステップに進む前に、データのバックアップ持っていることを確認してくださいと書かれているのでこのワードプレスは新規のサイトなのでそのままCONTINUEをクリックします。
これで移設完了です!!!!アップロード失敗しても再度アップロードしても上書きされずにインポートされますので安心です!
簡単すぎますよね。ログインするときは移設前のユーザー情報を移行していますのでそのIDとパスワードにて入ることが出来ます。インストールしたときのIDとパスワードは破棄されています。
All-in-One WP Migrationプラグインは超絶オススメです。是非使ってみてください。
プラグインの衝突でうまく機能しない場合もありますのでご注意を!Query Monitorとは相性が良くなかったようでうまくいきませんでした。それからBackUpWordPressなどのプラグインでバックアップしているデータがあればそのすべてのデータもバックアップしますので容量が多くなりますのでご注意ください。(二重バックアップ)
それから一度エクスポートするとimportメニューの下にbackupsというところに保存されていますので複数エクスポートしている場合ここにたまってきますので削除しておいた方が容量が少なくなります。
wp-contentフォルダ直下にai1wm-backupsというフォルダがあるかと思います。エクスポートしたら自動的にこのフォルダに入るようです。管理画面などには入れなくなった場合はFTPからデータを取り出すことも出来ます。このデータをそのまま移行先のwp-contentフォルダ直下のai1wm-backupsフォルダにアップロードしてから管理画面のAll in one migrationのバックアップメニューから復元する方法もあります。
容量が多くなるとインポート中に止まってがありますが、クロームとかはいろいろなエクステンションなどを入れているとそのような傾向がありますのでゲスト用のchromeとかデフォルトのFirefoxやsafariなどを利用するとうまくいきます。パソコン自体が重くなっている可能性もありますので再起動などして再度インポートしてみると良いかもしれません。
ちなみに.wpressというデータは解凍できるアプリもあります。中身のデータを使いたいという人には良いのではないでしょうか。
Download linkというところにWindows - Download nowのリンクと Mac - Download nowが有りますのでそこからダウンロードしてお使いください。バックアップしたwpressファイルはbackup.wpressとリネームして使うと楽です。
windowsの場合はダウンロードしたexeファイルにwpressファイルをドラッグするだけで解凍されます。ターミナルが自動的に立ち上がります。Macの場合はあまりうまくいかないです。ターミナルを立ち上げてダウンロードフォルダに入れましたので以下のようにして実行したら途中までしか解凍できず。。。 chmod +x wpress_extractorを実行した後/Users/**/Downloads/wpress_extractor backup.wpress
windowsの方が楽です。。。
バージョンが上がって512MBまでが無料の範囲だったのですが最新のアップデートで、インポートするファイルサイズがサーバー依存ということになりました。。一気に減りました。。。8MBとか表示されている。。。バージョン6.74までが512MB対応となっておりそれ以上だとサーバー依存ファイルサイズになります。対応策としましては旧バージョンをダウンロードするかAll-in-One WP Migration ImportからBasicのエクステンションをダウンロードしてワードプレスのプラグインに追加すると512MBに戻ります。
因みに後からワードプレスのルート直下にフォルダを追加などした場合はバックアップに含まれませんので移行されません。これは手動で動かすことになります。最近のものはすべて日本語表示されてより使いやすくなっていますね。
実際に移管した様子を撮影しました。サブドメインからSSLの独自ドメインに移管した例です。
動画の中身は移管元のサイトの投稿ページと固定ページとプラグインの中を見てからAll-in-One WP Migrationのプラグインをインストールします。それからエクスポートした後、新規にワードプレスをインストールしてからAll-in-One WP Migrationを新規サイトにインストールします。そのあとダウンロードしたAll-in-One WP Migrationデータをインポートした後、投稿ページ、固定ページ、プラグインページの様子、そしてトップページを表示させております。
参考になれば幸いです。
∞Tadashi Suyama∞
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